総則


1 象意に関する吉凶の判断

 ・吉星・1・5・9Lのアスペや在住が関連する部屋にある

 ・Lとカーラカの状態が良好(ケンドラトリコーナに在住,自室や高揚,吉星のアスペ)

だと強く,静的分析においてもダシャーにおいても良い意味がでる。

 

 ・凶星・ドシュタナLのアスペや在住が部屋にある

 ・Lの状態が悪い(ドシュタナ在住,減衰,敵対星座,コンバースト,惑星戦争,境界線上)

と弱く,悪い意味がでる。

 

ただし,D1,D9,D60を3:3:4の割合でチェックすべきである。

 

2 アルガラ

  その部屋からみて,2,4,11Hの星によって維持・促進される。吉星のアルガラだとよく,凶星であると短期的には良く長期的には悪い。特に,2Hが良いかどうかはチェックすべきである。8Hが良ければ結婚が長く続くし,11Hが良ければ仕事が長く続く。

 

 

 

1室 身体の部屋


・1室は,肉体的な身体,総合的な運勢を象徴する。

 

・6,8,12Lや凶星が在住したり,パーパカルタリだったりすると,生涯,病気と付き合う可能性が高い。

・トリコーナだが,5室や9室ほどの吉意はもたない。

 

 

2室 資産の部屋


・資産,口や会話,顔,故郷を象徴する。

 

・土星やケートゥがあると,寡黙になりやすい印象。

・2Lが10Hにあると,会話が仕事に絡む。

 

3室 兄弟,勇気の部屋


・兄弟や労働,腕,欲望を象徴。趣味が技能、芸術もここにあらわれる。

 

 

・金星があると芸術関係,火星があると格闘技関係をうたがう。

・7Lがあると浮気しやすい。

・10Lがあれば、芸術関係の仕事を疑う。

 

4室 母親,家や土地,車の部屋


・母親,家,車,土地,幸福,初等教育,呼吸器を象徴。初期の人生の基盤である。

 

・アフリクトされており,さらに7,12が絡むと移住も疑う。

・10Hが絡むと,不動産関係または無職を疑う。

 

5室 子供の部屋


・子供,学習,恋愛など再創造,知識,マントラ,心臓を象徴。

 

 

・頭で考える方の思考力はここをみる。心情感情面は4室である。

・水星,水星からみた5室,5室によって,学習内容を把握する。

・木星,木星からみた5室,5室によって,子どもを把握する。

・ナディ的には,受胎能力は,金星と太陽にて確認する。

 

・10Lが絡むと知識職業、失職(10Hからみた8H)を疑う。

 

6室 病,障害,借金の部屋


・敵,病,障害,労働を象徴する。下腹部も象徴。

 

 

・ドシュタナではあるが,もっとも凶意が低い。ウパチャヤなので,凶星の在住が好ましい。また,8Lや12Lがあれば,借金や支出が障害されるので,好ましい。

 

・6Lがある部屋には,障害と病がもたらされる。

・6Hに在住している星及びその支配星の領域にも,病をうたがう。6H在住の星は12Hにアスペクトし,解脱への願いをもたらす。

・10Hと絡むと,医療関係者になることがある。